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ニコニコ 「ホラー百物語2018」個人的感想まとめ5・9月分

 9月分のホラー百物語の感想まとめです。総評の記事の通り、特番と自分が視聴済みの作品は除きました。「奴隷区 僕と23人の奴隷」は見逃してしまいました。やっと終わりです。

 

百物語2018感想記事:

ニコニコ 「ホラー百物語2018」個人的感想まとめ1・総評 - 雑記

ニコニコ 「ホラー百物語2018」個人的感想まとめ2・7月分 - 雑記

ニコニコ 「ホラー百物語2018」個人的感想まとめ3・8月前期分 - 雑記

ニコニコ 「ホラー百物語2018」個人的感想まとめ4・8月後期分 - 雑記

 

「劇場版 零~ゼロ~」ニコ生初上映/ホラー百物語

・劇場版 零~ゼロ~

 女子同士の恋愛とそれによる「女の子だけにかかる呪い」の話。レズ・百合的な描写が多いが、自分的には今作の描写はあまり好きではなかった。別に百合は苦手ではないが。途中の事件や真相があまり噛み合っている印象が無くホラー感も薄めなので、雰囲気で楽しめたら良いかなという感じ。原題のゲーム要素はほぼ皆無。

 

「MEATBALL MACHINE」「ヴァンパイアナイト」/ホラー百物語

MEATBALL MACHINE

 謎のエイリアンによる人類のネクロボーグ化とその争いに主人公と初恋相手が巻き込まれて戦う話。エログロな描写多め。ネクロボーグが機械と人間を融合させた禍々しくも格好いいデザインで良かった。低予算な特撮っぽい映像だったが構成や造形などが丁寧だった。特にエイリアンは生々しく見え、表現に力が入っているようだった。自らがネクロボーグなってしまっても、ネクロボーグ化した初恋相手を取り戻すために戦う主人公の姿は王道ながらも熱かった。

ヴァンパイアナイト

 着いた旅館はヴァンパイアの住処だったので、居合わせたヴァンパイアハンターや他の客と力を合わせて撃退して脱出する話。ヴァンパイアを殺しまくったり、実はおばあちゃんが伝説のヴァンパイアハンターだったりとニコ生的な盛り上がりは多めだが、全体的に役者の質や作りも甘いので独りで見たら辛そうだった。登場人物の設定自体は面白いが、設定の判明後に早々に退場したり活かしきれていないのが残念。こんな作りで続編を匂わせるエンドは見ていてとても辛くなる。

 

ホラーTVシリーズ「やめて。」「やめて。2」/ホラー百物語

・やめて。

・やめて。2

 様々なタイプのホラーのオムニバス形式のドラマ集。心霊、妖怪から宇宙人も出る。冒頭の案内人の説明に反して登場人物たちは「やめて!」とあまり叫ばない。基本的に役者の演技が酷すぎるので見るに堪えない作品が多い。子役が一番演技が上手いし可愛い。話自体も作りが微妙であまり良くなかった。しかし、河童に孕まされる女たちを描いた「罔象女」シリーズは勢いがあってかなり笑った。

 

「ゴーストパイターズ」「昭和極道怪異聞ジンガイラ/仁我狗螺」/ホラー百物語

「ゴーストパイターズ」「昭和極道怪異聞ジンガイラ/仁我狗螺」/ホラー百物語

・ゴーストパイターズ

 「ゴーストバスターズ」みたく、胸に霊を封じ込めるゴーストパイターズの戦いを描いた作品。作中では何個か依頼をこなしていくので、続き物の短編集っぽくもあった。ギャグベースで話が進んでいく上、特に深い話でもないのでアイドルや歌手のPVくらいで見た方がいい。もっとも、ギャグが面白いわけでもないが。口裂け女の依頼で「白石監督タイプの口裂け女」と言ったのが一番の盛り上がりどころ。

・昭和極道怪異聞ジンガイラ/仁我狗螺

 呪術を巡った極道ものの映画。昭和の任侠映画っぽく見せる映像効果が良い。ストーリーも任侠映画的展開。背景が森しか映らないが、結界が張られた森を行き来していることにするのは、舞台が広く見えるので良いアイデア。任侠ものに釣られて「ニコニコ始発駅」経験者が集まって来ていたのはちょっと懐かしかった。結界内の移動時の耳鳴りのような音がうるさかったり、話の内容が聞こえなかったり、間が長過ぎたり若干の不満点は残る。香具師の三郎太がコメディリリーフかつ働けるキャラクターでとても良かった。

 

「ヒトコワ-ほんとに怖いのは人間- 」シリーズ24時間一挙放送/ホラー百物語

・ヒトコワ

・ヒトコワ2

・ヒトコワ3

 人間の怖さに焦点を当てたオムニバス形式のドラマ集。少しだけ心霊描写が混じるが、最終的に怖いのは人間になっていた。すごく良かったという訳でも、面白くなかったという訳でもないので無難な感じ。話は少々分かりにくいものもあったが、概ね見やすい話が多い。吐瀉物を再利用した料理を作って食べる話は見ててもらいゲロしそうになった。

 

「カルト」「殺人ワークショップ」「テケテケ」白石晃士監督作一挙/ホラー百物語

・殺人ワークショップ

 タイトル通り、殺人のワークショップの映画。出てくる人間たちが総じてどうしようもない人間ばかりなうえ、大半はさくさく死んでいくので見ていて気分が良い。予告CMのようにインパクトのあるセリフは端々で見られるが、決心したと思ったらそこまで意志が固くなかったり、友人のための報復も綺麗な形で終わらなかったりと、話はドラマチックではなく現実的で物悲しい。

・テケテケ

 テケテケを題材にした話の前編。テケテケ視点から迫る描写は新鮮味があった。序盤こそよくあるホラーっぽい雰囲気だったが、後半テケテケの正体に迫る部分から何となく白石監督っぽい空気感に変わってた。切迫する原因が聞き間違いだったり、色で襲われたりちょっと間が抜けてた。この映画の話は次の「テケテケ2」に続くが、話の出来や白石監督らしさも次の映画から本領発揮と言ったところ。

・テケテケ2

 上の後編。前作主人公は序盤であっさり退場だが、前作の教授の助手が続投して活躍する。今作主人公がテケテケの出現を操り、イジメ始めた人間たちをテケテケに殺させる展開はさすが監督といったところ。終盤で怪異の引き金が名前にあることが分かるが、ほとんど強引な結びつけなので腑に落ちなかった。

 

「リアルお医者さまごっこ」「パラノーマル寄生蟲」「怖い夢占いの館 」ビッグサマーフェスDAY2/ホラー百物語

・リアルお医者さまごっこ

 医者や医学校教師たちを題材にしたホラー。人間怖い系なのか心霊なのかハッキリしないし、話がそもそもよく分からなかった。タイトルと冒頭から患者を手術で弄ぶ話かと思ったが全くそんなことはなかった。医学校新人女性教師が父や校長というクソ男たちを惹きつけてしまい、襲われたりいいようにされたりする、本当にどうでもいい話だった。ていうか、夏目監督の職権乱用映画でしょ?(夏目監督はその女性教師を襲う父親役)ラストに夏目バンドの演奏あり。あと、次のタイトルも怪しいので、「リアル鬼ごっこ」からタイトルを着想してませんか?

・パラノーマル寄生蟲

 触れた男を絶頂させてしまう女とそれを追う映像制作のスタッフの話。モキュメンタリーPOV風映像とドラマ形式の映像を場面毎に切り替えるのは少し斬新。触れて絶頂させる女を使い、限界まで射精させると出てくる赤玉を7つ集めて願いを叶える神を呼び出し、ウーロンよろしく横から願いを叶えられてしまう展開は、下品極まりなく芸が無いうえドラゴンボールに失礼。ネタとしては楽しめたが、会話が冗長だったり展開の雑さも気になる。住倉カオスや「コワすぎ!」工藤役の大迫が出てくる。ちなみに夏目バンドはない。あと、「パラノーマル・アクティビティ」からタイトルを着想してませんか?

・怖い夢占いの館

 夢占いを営む姉妹に訪れる心霊たちの話。続き物のオムニバス形式のドラマ。痛そうな描写が少し目立つ。当時の番組編成的に、ここまで何度も何度も役者として登場する夏目監督を見ると若干の苛立ちを覚える。序盤はホラーらしい怖さはあるが、途中から夏目に幼女の霊が入り、幼女の振る舞いをするおっさんを見る羽目になるので後半はギャグと言わざるを得ない。夏目バンドはないが主人公の女性が歌って夏目がバックダンサーをしてた。

 

【R15】「犬神家の一族」「狗神」「黒い家」/ホラー百物語

犬神家の一族(1976年版)

 遺産で揉めて殺人事件する話。結構前にテレビのスペシャルか何かで話自体は見てたが、結構忘れてたもので、わりと新鮮な気分で見られた。当然それなりに楽しめたが、突然名前が出たり登場していない人が挙がったりで、たまに誰が誰なのか訳が分からなくなった。

狗神

 狗神の血筋の話。外で盛り合ったり、兄弟で近親相姦したりと親と見ると気まずそう。こういった内容が目立ちすぎるので、狗神の怪異が広まったり、村人からの差別の描写が弱い。終盤もかなり投げやりでよく分からなかった。

・黒い家

 保険金殺人をしたサイコパスに関わってしまって襲われる話。サイコな大竹しのぶとミスリード用の夫が常に薄気味悪い。大竹しのぶの躊躇いのない殺人は結構怖いが、終盤のおいかけっこはしつこい。おっぱい見せて「しゃぶれぇぇ!」ってどういうこと?

 

映画「アイズ」/ホラー百物語

・アイズ

 友人の死から表札にマーキングされたり少女の霊が現れる話。会話の仕方や内容からある程度何が起きているのか予想はつくが、分かっていても真相は割と衝撃的。表札のマーキングから推理を何度かするが、ちょっと厨ニっぽくて痛々しい。真相を知ってしまうと母親にかなり同情してしまう。

 

映画「喰女 ―クイメ―」市川海老蔵,柴咲コウ出演 三池崇史監督作//ホラー百物語

・喰女 ―クイメ―

 四谷怪談を題材にした舞台を演じていくうちに、現実の不貞が一致していき怪異に結びつく話。不貞を行っていくうちに、次第に演者たちの関係が四谷怪談と同じ状況になり、終盤は舞台を演じているのか分からなくなる展開は面白い。説明口調で話を回さないのもなかなか良かったが、事前にあらすじを読んでおかないと最初は理解に苦しむ。不貞を働きすぎる主人公に対して「海老蔵の日常」とかいうコメントが失礼すぎて笑った。

 

【閲覧注意】映画「武器人間」/ホラー百物語

・武器人間

 第二次大戦中のドイツ軍で造られた武器人間の話。POV形式。グロテスクな描写が多く、後半は武器人間を作るシーンもあるので特にキツめ。武器人間は劇中で数多く登場し、それぞれのデザインが異なるので見ていて飽きない。しかも格好いい。前半は武器人間に襲われ、後半は武器人間の製作者と接触し手術の様子を記録させられるので(この間武器人間たちは大人しく製作者の支持に従うのみ)、襲われてパニックになる一辺倒な展開でないのも良かった。

 

【R18】映画「ムカデ人間2」「ムカデ人間3」/ホラー百物語

ムカデ人間2

 前作の「ムカデ人間」に憧れて、自分もムカデ人間を作ってみようとする話。画面は常にモノクロだが、グロ描写に加えて、排泄物も多くて非常に画面の汚さは充分に伝わる。工具による抜歯や切断、赤ん坊を踏みつけるなど、残酷な描写は容赦がない。それでもカラー版の映像は気になる。終始発言が最低限だが、やるべきことはやる主人公マーティンが狂気的だがちょっと可愛い。彼の今までの酷い人生もあるが、皆がコメントでマーティンを良く言う気持ちも分かる。マーティン役の演技の表現力も素晴らしく、次の「ムカデ人間3」でも光る。

ムカデ人間3

 前作の「ムカデ人間」「ムカデ人間2」を元に、囚人たちの収容プログラムにムカデ人間を採用する話。前作とはかなり雰囲気が変わってギャグっぽかった。終盤まではムカデ人間を推し進める展開にはならず、ファックするだとかされるとかの話ばかりで違った意味で下品。囚人全員のムカデ人間お披露目のシーンは圧巻。